インターコンチネンタル取引所(ICE)が手掛ける「Bakkt」の企業価値は800億円にのぼるという。仮想通貨メディアThe Blockが報じた。また、ウォールストリートジャーナルは、規制当局がビットコインを巡る保管方法について懸念を示していると報じている。


Bakktの企業価値は800億円

The Blockが関係者筋の発言で伝えたところによると、BakktがシリーズAの資金調達ラウンド終了後、約7億4000万ドル(約821億円)と評価されているとのこと。同社は昨年12月、マイクロソフトのベンチャーキャピタルや仮想通貨VC「パンテラ・キャピタル」から資金を調達したことが明らかになっている。


規制当局は懸念との報道も

ウォールストリートジャーナルが関係者筋の発言で報じたところによると、CFTC(米商品先物取引委員会)がBakktの保管方法に懸念を持っているという。同取引所は先月、顧客のビットコイン保管方法をめぐる当初の計画が中止になったとのことだ。そのため、CFTCはパブリックコメントの受け入れを求めたが、それを実行すれば先物ローンチの承認が大幅に遅れるとのこと。また、CFTCとBakktは顧客の資金保管に関する解決策を見つけるのに難航しているという。ビットコインを保管するのに前例がないことや、仮想通貨を担保にする場合、規制上の問題が発生することなどが事態を深刻化しているとのことだ。Bakktは3月までにビットコイン先物をローンチする予定と発表していたが延期が続いている。本来は今年1月27日にもローンチされる予定であったが、12月から続いていた米政府機関の閉鎖により遅れるだろうという観測が出ていた。今回のウォールストリートジャーナルの記事によれば、それに加え、規制面での問題も浮上しているようだ。同取引所のビットコイン先物は、米ドルではなくビットコインで支払われる。米著名アナリスト、ブライアン・ケリー氏などは、Bakktの先物はビットコインETFよりも大きいと指摘していたが、前例のないサービスの状況は芳しくなさそうだ。