先週からビットコイン市場は、ETFの上場期待により上昇したが、約94万円の高値をつけて調整となっている。アルトコイン市場は、ビットコインの上昇についていけず、年初来安値を更新する勢いだ。30日にはゴールドマンサックス幹部の発言が伝わり、それが下落要因と報道するメディアもある。


ゴールドマンサックス幹部「仮想通貨市場はさらに下落」

30日、海外メディアマーケットウォッチが、ゴールドマンサックス投資戦略グループの最高運用責任者(CIO)、シャーミン・マサバーラーマニ氏の発言を伝えた。

「これらの仮想通貨は通貨として3つの伝統的な役割のいずれも果たしていないという見解を受けて、今後のさらなる低下が見込まれる。交換の媒体でも、価値の尺度でも、価値の保存手段でもない」

マサバーラーマニ氏は、上記の発言のように法定通貨が果たす3つの役割を果たしていないと批判している。これに関しては、専門家の中でも意見が別れている。特に「価値の保存手段」に関しては、すでにビットコインはその役割を果たしていると主張する者も多い。27日、ビジネスインサイダーのインタビューに応じた、投資家ジェフリー・ワーニック氏は、人々がビットコインに対して誤解をしているとコメント。ワーニック氏の主張は、ビットコインはもともと「人々のお金」であり、その最たる役割は「価値の保存」だという。同氏は、ビットコインが発行された2009年からビットコインを保有している。


アルトコイン市場の低迷

ビットコイン市場は、年初来安値から回復したものの、アルトコイン市場は、再び安値を更新する勢いだ。イーサリアムは対円で5万円を割り込む展開に、XRPも節目が意識される50円台を割り込もうとしている。コインマーケットキャップによるドミナンス(取引の割合)は、ビットコインが増加を続け、アルトコインの市場からは資金が抜けているのを表している。今後も、ビットコインとアルトコインの相関関係には注目すべきだろう。