米仮想通貨投資ファンド、ファンドストラッド社は8日、2019年の展望をまとめたレポートを発表した。同社は、仮想通貨市場が19年に内に回復するとの展望を示した。


ファンドストラッド社が2019年の展望を発表

リー氏はツイッター上で、ファンドストラッド社のレポートについて補足を行った。同氏によると、仮想通貨市場は9つの点で改善がみられ年内に価格は回復するという。ファンドストラッド社はまず、今年米ドル安が進行することで、新興国の株式市場や債券が活況となり、結果的に仮想通貨市場にプラス作用することを第一理由に挙げる。また、カストデイサービスの発展や、OTC取引が増加することも価格上昇の要因として挙げた。その他に、バイナンスが直近で進めている法定通貨と仮想通貨を交換できる取引所が増加することも市場の参入率を高めるとのことだ。リー氏はこれらを踏まえた上で、仮想通貨市場が19年内にメインストリームに進出することはないとの見解を示しつつも、19年内に底をつけ、年末までに価格は回復していくと予想した。今回のレポートで特に注目なのは、第一理由に挙げている「米ドル安の進行」だろう。これに関しては、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーといった大手ファンドもレポートを発表しており、金融市場のコンセンサスにもなっている。


トム・リー氏の直近の発言

リー氏は直近でもメディアに出演し個人の見解を述べている。先月、25日には米Foxテレビ「Fox Business News」に出演。昨年末から価格予想を控えていた同氏だが、改めて「25,000ドルに到達することは可能」と強気の展望を述べた。同氏は2018年、市場が低迷した要因として、17年に熱狂的に広がったICOを挙げた。リー氏は、ICOが広がりを見せた一方、昨年は詐欺的なプロジェクトが増え市場の懸念材料になったと指摘している。ICOの副作用については、今回発表されたファンドストラッド社のレポート内でも、18年市場が低迷した要因として言及されている。