マーケットウォッチが25日に報じたところによると、今週のビットコインは昨年10月以来の低ボラティリティー(変動率)を記録したという。昨年10月は相場がまったく「動かない」ことが話題にもなった。


週を通して無風の相場

ビットコイン前日比の変動率は21日から25日の5日間、順に0.21%、0.85%、0.53%、0.6%、0.34%。日中を通してみれば大きく動く場面もみられたが、終値ベースではほとんど動かない一週間となった。マーケットウォッチは昨年10月以来の低ボラティリティーと指摘している。昨年10月といえば、ビットコインはそれまでの年初来安値付近で価格が停滞。その一月後、相場が動意づいたのは、割りこむことはないと指摘されていた6000ドルが決壊した時であった。ビットメックスCEOは昨年11月時点で、取引高の停滞によるボラティリティーの低下は、市場の悪材料として指摘している。なお、今回も取引高の低下は起こっており、eToro社アナリスト、マイティ・グリーンスパン氏は1週間前と比較して20%減少していると指摘している。ビットコインは年が明けて3500ドルをかろうじてサポートに推移しているが、割り込めば再び価格が下落するとみる専門家もいる。ボラティリティーが低下している相場動向は来週以降も注目だろう。


専門家の見解は

ブルームバーグは23日、「GTIグローバル・ストレングス・テクニカル・インジゲーター」を使った分析を掲載。インジゲーターは、先月以降で最低水準となる「35.6」を記録しており、相場が売られすぎの水準であるのを示唆しているという。また、そのことから短期的にラリー(上昇)が起こる可能性についても言及した。しかし中長期的には、しばらく市場の低迷が続くとみる専門家も多い。今週は、「仮想通貨懐疑派」の筆頭であるモルガンスタンレーのアナリストの分析が話題となった。24日のロイター通信によると、このまま弱気相場が長引けば、ビットコインが1260ドルを下回る可能性があるという。1260ドルというのは、現在のビットコインのおよそ1/3の価格だ。