ビットコインに対して強気の予想を繰り返し、メディアでも「強気派」の第一人者として知られるファンドストラッド社共同設立者、トム・リー氏が年末の価格を下方修正した。


下方修正の理由はマイニングコストの低下

今週、ビットコインが年初来安値を更新したことにより、メディアでも専門家の弱気の見解が出始めている。しかし、リー氏は決して価格の暴落が予想の下方修正につながったわけではないようだ。同氏によると、現在のビットコインメイン社のマイニングコストが8000ドルから7000ドルに引き下がったため、予想も引き下げたという。リー氏は、ビットコインが過去マイニングコストの2倍の価格で取引されてきたと分析。年末にはマイニングコストが10000ドル前後になると見込み、今年中は年末価格が20000ドル(およそ2000万円)になると何度もメディアで発言していた。


中長期的には強気の展望

また、リー氏の強気の姿勢は中長期的には変わらないようだ。同氏は、現在の市場がネガティブな要因の過大評価していると分析。そのため価格はいずれ正常な価格にリバウンドするとの見解を示している。また、12月に始まるBakktのサービス開始や年明けのFidelityのサービス開始を挙げ、機関投資家が参入するインフラが整い、市場の価格も上昇すると見込んでいる。リー氏以外にも、強気の予想を取り下げる専門家も少なくはない。11月初旬には、CNBCの番組ホストを務め、仮想通貨分析をおこなうラン・ヌナー氏が強気の予想を撤回。ヌナー氏は直近で、ビットコインからXRPの資金移動が起こっていると指摘している。XRPは15日に仮想通貨市場が下落して以降、主要なアルトコインの中で一番強い推移をしており、時価総額はこれまで3位だったが、イーサリアムを追い抜き18日時点で2位にランクインした。10月は1年半ぶりの低ボラティリティーを記録した仮想通貨市場だが、11月に入り動きが激化、そしてビットコインの価格は年初来安値を記録した。リー氏の指摘するように、来週以降、いよいよ年末相場へ向けた価格の動向がより注目されるだろう。