みずほ銀行エコノミスト、北野一氏が18日、テレビ東京の経済番組「モーニングサテライト」に出演した。そこで同氏はビットコインが5000ドルを回復した理由について独自の見解を述べた。


ビットコイン上昇理由は「抵抗権」?

北野氏は、トランプ大統領が利下げを要求していることや、ECBドラギ総裁がFRBの独立性に懸念を示している中、ビットコインが上昇しているのは無関係ではないと指摘する。同氏は、ビットコインの特徴として、利便性が高いことも挙げられるが、同時に「抵抗権が含有される」と指摘。例に「金本位制」を挙げ、同制度も「国家への抵抗権を反映してきた」と述べる。それを踏まえた上で、現在の金融政策において不安感がただよう中、「抵抗権」を含有するビットコインへ買い需要が高まっているという独自の考察を述べた。これは、ビットコインがどこの国家にも属さないことから、金と同じく「価値保存の手段」として機能するという議論と同じものだろう。


高騰要因は様々な指摘も

2日の高騰要因については、現在まで多くの見解が指摘されている。仮想通貨投資会社CEOを務めるブライアン・ケリー氏は、機関投資家の関心が高まっていることを指摘。その他にロイターは大口取引があったことを報道し、フリップサイド・クリプトのデイブ・バルターCEOはビットコインウォレット数が増加したことから、小口投資家の取引が関与したと述べている。高騰要因についてはこれまで多くの専門家が見解を述べているが、結局のところ明確な答えはまだ出ていないようだ。ファンドストラッド社代表トム・リー氏は複数の要因が影響しているとも述べている。しかしながら、今回のみずほ銀行北野氏の見解も念頭に置いた方が良いだろう。直近では、南米の政局不安からビットコインの買い需要が高まっているとの指摘もあり、価格上昇に関与したとの指摘もある。ビットコインがもつ「抵抗権」や「価値保存の手段」の側面は今後も専門家から注目を浴びそうだ。