5日、ツイッター上でDrew Hinkesという人物がSEC長官のインタビュー記事をリークした。8日にコインデスク、CNNといった海外メディアが一斉にそのことを報じており、市場の価格高騰要因になったとの指摘もある。


SEC長官がビットコインETFに前向きな見解 リーク文書

Drew Hinkesがリークした文章は、11日に公開予定のもので、SEC(米証券取引委員会)ジャクソン長官のインタビュー記事である。それによると、ジャクソン氏は「最終的にビットコインETFは最終的に承認される」と前向きな見解を示しているという。リーク自体は5日に公開されたが、3日が経過した2月8日、CNNやコインデスクといった大手海外メディアが一斉にこのことについて報じた。ただ、リークに関しては、現時点で不明瞭な点もあるので、記事が公開されるとする11日までその動向に注目だろう。


悲観論が多い中のポジティブサプライズ

このリーク情報を大手メディアが報じた同日、ビットコインの価格は前日比7%を越える大幅上昇を果たした。米経済番組CNBCは、この報道がきっかけとなって、ビットコインの先物価格が大幅に上昇したと報じている。先日には米アナリスト、ブライアン・ケリー氏が「ETFの実現は2020年までない」と述べたように、規制の難しさからしばらくの間ETFの承認はないというのが専門家の中でも指摘されていた。しかし、今回のジャクソン長官のリーク報道は、その反対をゆくいわば「ポジティブサプライズ」であり、市場が反応した可能性は完全には否めない。また「ETF擁護派」として知られるSECコミッショナー、ヘスター・ピアース氏は8日「私はイノベーションへの扉を開くためにあなた(ジャクソン氏)と協力することを楽しみにしています」と、インタビュー記事を引用してツイートしている。ETF申請企業ビットワイズは、機関投資家が参入する手段として、ビットコインETFは親和性が高いとの見解を示し、仮想通貨カルダノ(ADA)の共同創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、それにより「数千兆円」のマネーが流入すると過去に述べている。最近では悲観論も増えていた中、引き続きETFの動向は注視すべき材料となるだろう。