仮想通貨取引所に対するセキュリティへの関心は、非常に高い。2018年もサイバー攻撃やハッキングの話題がたびたび仮想通貨市場に流れた。そして、2018年においては年初から過去最高のハッキング被害が起きており、仮想通貨市場の低迷を招いた。

 

そして、Coincheck の事件がきっかけとなったわけではないものの、仮想通貨の規制案は、より成熟したものになりつつあり、日本においては金融庁が規制当局としての機能を強めている。仮想通貨取引所だけでなく、市場全体としてセキュリティの在り方が見直されつつあると言えるだろう。

 

そして、今回ロシアのサイバーセキュリティ企業であるグループIB は全世界の仮想通貨取引所のセキリティ格付を発表した。

 

・グループIB の格付について

2018年11月6日、ロシアのサイバーセキュリティ企業グループIB は仮想通貨取引所のセキュリティに関する格付を発表した。仮想通貨取引所に対するセキュリティの格付は、非常に注目される要素だ。セキュリティの評価は、管理体制や資金、セキュリティ対策など投資家やユーザーが安心して取引を行える場所であることを証明することに繋がる。

 

また、仮想通貨取引所は、事業資金や顧客の資金・資産を預かったうえで取引を行っており、ネットワークのみでなく、社内の徹底した管理体制や情報の取り扱いなど複合的な管理が必要だ。つまり、評価にあたっても様々な観点から取引所を評価する必要がある。

 

結果として、日本ではbitbankが22位、かつて最高峰のセキュリティと謳われたBitFlyerは37位に位置している。BitFlyerについては、ネットワークに対するセキュリティは万全と言えるものだったものの、顧客・経営の管理体制に問題があった。

 

仮想通貨取引所のセキュリティの格付けは、どのような評価手法であったとしてもある程度の影響力を持つ。そのうえで、自分の使用している仮想通貨取引所のセキュリティが安全なのか、チェックすることから始めてみよう。少しでも不安に思った場合は、通貨ペアなどをチェックしたうえで安心できる仮想通貨取引所に変更するという方法もある。