銀行におけるブロックチェーン技術の活用は、かねてより議論されてきた。実際に、中央銀行でもブロックチェーンの開発・採用の予定を発表しているところは少なくない。しかし、仮想通貨が大きく盛り上がった2017年においても、分散型取引所が話題となることはあっても、ブロックチェーン上の分散型銀行の設立はなかった。そして、2018年7月14日、マルタにて世界初の分散型銀行の設立が発表された。

 

・・分散型銀行ファウンダーズについて

ファウンダーズ銀行は、ブロックチェーン滋養に存在する銀行であり、マルタの法律に則った運営を行うとしている。その為、ファウンダーズ銀行の運営を行うには、マルタでのライセンス認証と欧州銀行の承認が必要だ。

 

また、ファウンダーズ銀行は、 仮想通貨取引所であるBinance の出資も受けており、ユーザーや投資家からの期待も高い。ブロックチェーンや仮想通貨の使用におけるリスクを解消できる可能性があるためだ。サービス面では、銀行としての安定性をサービス利用者に提供しつつ、 PC をスマホなどから、容易にアクセスができる環境整えていく。

 

・金融機関とブロックチェーン

既存の金融機関におけるブロックチェーンシステムの採用には、ある程度のリスクを伴う。顧客 ID の管理や個人情報の管理などにおいて、ブロックチェーンを採用すれば、あらゆる面でスムース化が可能となる。しかし、すべてはオンライン上で動作する為、エラーやスケーラビリティなどの問題が起きた場合、対処しにくいという問題は無視できない。

 

もっとも、ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンのシステムそのものは強固であり、スケーラビリティなどと問題を抱えても破綻には至っていない。そのため、ファウンダーズ銀行がどのようなブロックチェーン技術を使用し、設立されるのか非常に注目度が高いと言えるだろう。

 

ファウンダーズ銀行は、世界で初の分散型銀行だ。そのため、ファウンダーズ銀行のシステムは、プラスの面でもマイナスの面でも、世界中の新しい金融機関のモデルケースとなりうると言える。