長らく続くレンジ相場により、ビットコインのボラティリティー(変動率)は1年半ぶりの低水準に落ち込んでいる。しかし、この低ボラティリティーを前向きに捉える専門家も多いようだ。


ビットコインのボラティリティーは1年半ぶりの低水準に

ビットコインは、1日で100ポイント動くことも珍しくなっており、変動率でいえば1%も動かない日が続いている。価格の推移でいうと9月4日に7400ドルの高値を記録。5日から急落し、その後9月8日におよそ6100ドルの安値をつけた。しかし、その後は6100ドルから6800ドルのレンジで推移。すでに約50日間、レンジ内での推移が継続している。2017年は「価格の変動が激しい」仮想通貨であったが、今月に限っていえば、米国株式のボラティリティーのほうが数倍高いボラティリティーを伴って推移している。また、ビットコインが動かなくなったことにより、アルトコインしいては仮想通貨市場が硬直状態になっているかたちだ。


低ボラティリティーは何を意味するのか?

長いレンジ相場はメディアでも「退屈な相場」として話題になっている。しかし、専門家はこの動きを前向きに捉えているようだ。ブルームバーグのアナリスト、マイク・マクグローン氏は現在の相場を「投機家が抜けて底値を形成している段階」と分析。また、高いボラティリティーは仮想通貨のユーズケースを縮小させる可能性はあるため、現在のような低ボラティリティーの相場はその点で有利と主張している。ファンドストラッド社アナリスト、ロブ・スライマー氏は足元の相場はテクニカル的には好条件と分析した。ただ、強気になるためには9月の高値を超える必要があると述べている。その他に、仮想通貨プラットフォームを提供するeToro社アナリスト、グリーンスパン氏は、直近で韓国の取引高が増加傾向にあり、決して状況は悪くないと主張している。このように、相場は硬直状態にありながらも、専門家らの見解は前向きだ。米国の中間選挙も控える中、相場が「いつ」動き出すのかに注目が集まる。