イギリスのバークレイズは、世界規模の金融グループであり、創業から数百年を誇る老舗企業だ。仮想通貨に関する技術の採用は、バークレイズに限らず至る所で進んでいる状況にあり、特に金融機関に至っては、韓国中央銀行など政府と連携してブロックチェーン技術の開発を行うと表明しているところも多い。

 

・バークレイズの出願した特許について

バークレイズが特許を出願したのは、アメリカ特許商標局に対してだ。アメリカでは、日本と同じく仮想通貨を資産と認めているものの、著しく厳しい規制はない。その為、仮想通貨取引所などにおいても、アメリカの法律に標準を合わせた仮想通貨取引の内容を設定している。

 

バークレイズが出願した特許の1つめは、安全なデータとしての資産管理だ。これは、金融機関などが主体となって運用するシステムであり、ブロックチェーン上のトークンに対する権限は金融機関にある。非常に中央集権的なブロックチェーンとなり得るが、安全性は確保される為、仮想通貨のリスクの1つである詐欺や犯罪などに巻きこまれる確率を軽減することが可能だ。

 

そして、2つの目の特許は、個人情報の承認や確認などに関するものだ。これは、スマートコントラクト機能などの契約の自動化を応用したものだと考えられる。つまり、金融機関による承認の記録をブロックチェーン上に保持することにより、ブロックチェーンにアクセスしたユーザーが手間をかけずに金融機関の認証を得た手続きが可能となるというメリットが発生する。

 

・バークレイズと仮想通貨市場

バークレイズのような世界的企業のブロックチェーン技術の開発は、増加しつつある。加えて言えば、世界有数のIT・金融機関は既にブロックチェーンと仮想通貨の有用性を認めた上で独自のネットワークの構築を急いでいると言える。

 

仮想通貨市場では、価値の変動なども非常に重要な要素であるものの、開発された技術が世の中に浸透しなければ仮想通貨市場そのものが沈んでしまうというリスクを抱えている。その為、ブロックチェーン技術が開発・採用が進むとともに技術がどれだけ世の中に浸透していくかも非常に重要な要素となるだろう。